Harawata0041

開拓屋
北海道札幌市中央区南5条西4丁目、011-511-3263、17:00〜翌3:00(日祝〜24:00)、無休(臨時休業あり)

 ススキノのど真ん中、ロビンソンの裏を2ブロック進んだ処に、新宿通り(笑)という小さな路地がある。ジンギスカンのだるま本店に行列が見えたら、その並びにあるお店が開拓屋である。

 札幌で肉といえば、すぐに思い浮かぶのがラムのジンギスカンだ。しかし、もうひとつ知られざる逸品があるのをご存知だろうか?それは塩ホルモン。豚のシロを塩で味つけ、焼いて食べるのである。
 開拓屋では、シロ以外にも数種類のホルモンが塩で味付けされている。ともすれば水が出てしまうような部位であっても、まったくベチャベチャすることがなく、しかもそれを七厘で網焼きするのだから、まずかろうはずがない。シロは香ばしく、タンとネックは肉汁が滴り、白ナンコツとガツはコリコリと、塩だけの味付なのでそれぞれの旨さがストレートに伝わってくる。タレの味付けは部位によって異なり、シロとギャラは辛めで、ハラミは甘めだ。
 これらの焼き物には、サツポロクラシックの生がよく合う。濃厚なものには黒、脂の多いものにはハーフ&ハーフ、塩のあっさりしたものには普通のビールと飲み分ける(笑)。
 ここでは、ホルモンのほかにもラム肉を焼いて食べることができる。食べることができるというよりも、是非食べて帰らなければならないのだ。ジンギスカンで食べるのも旨いが、塩ラムを網焼きして食べるのが絶品だ。ラム肉が臭いというのは、この店では全くのデマである。お替りを続けてしまうほど旨い。お替りの注文を受けると、強面のご主人がこちらのほうを見て、ニヤリとするのがまた何ともいえないのである。(02.4.22)





1段目:塩ホルモン(シロ)、白ナンコツ、塩ガツ
2段目:タン、ネック、タレホルモン(シロ)
3段目:ギャラ、ハラミ、キムチ
4段目:塩ホルモン・塩ラム、タレホルモン・塩ホルモン・白ナンコツ・ネック