Harawata0055

まこちゃん
東京都港区新橋3-18-7、03-3431-5700、16:30〜23:00、日祝休

 JR新橋駅前から烏森通りを進み、パチンコ店と薬局の間を入っていくと、やきとんまこちゃんと書かれた黄色い看板が現れる。そこがオヤジエリアの憩いの焼きとん屋さんまこちゃんである。道を挟んで手前が本館、向かいが別館、内容は同じなので空いている方に入ればよいようだ。

 サラリーマンが店先のオープンエアーまで出て飲んでいる中、入り口を覗いて「一人です」と告げると、かろうじて空いていたカウンターの端っこに促された。メニューを見ながらまずはホッピーと煮込みを注文し、焼き物もタレでいくつか頼んでおいた。ホッピーは氷入りだが、ナカミのお替りをする時に「氷はいりません」と言うと抜いてくれるので、始めから氷抜きもできそうだ。煮込みは「煮込み」、「煮込み豆腐入り」、「煮込み豆腐だけ」という3種類を選ぶことができる。私は醤油ベースの牛煮込みには豆腐を入れることが多いが、味噌ベースの場合はほとんど豆腐を入れることはしない。どうも味噌汁っぽく感じてしまうからだが、これは好みの問題なので否定はしない。ここの煮込みはシロのみで、ちょっと水にさらされたネギがワサッとのせられ、ネギの香味がシロの味に勝つことなく美味しく食べられる。

ホッピー、煮込み
 ナカミのお替りをもらった頃、丁度焼き物が出来上がってきた。レバーはネギマになっており、串を2回で食べる間にネギで口直しができる。シロは食べ応えのあるネタの大きさで、煮込みとは違った味わいでなかなか旨い。私は通常塩で食べることの方が多いが、まこちゃんのタレというのが創業以来から守り継がれたもので、社長と店長くらいしか作り方が知られていないというのを聞き、全てをタレで注文した次第だ。このタレとバッチリと合ったのが、次に出てきた豚棒である。ホクホクに火が通った豚のナンコツのたたきに甘辛いタレが絡まり、ホッピーのお供にはもってこいの品だ。噛むと肉汁が出てくるカシラも旨かったし、今度は塩でも試してみよう。(04.7.2)

レバー・シロ、豚棒・カシラ