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Harawata0077

善ちゃん
東京都葛飾区東四つ木2-2-11、03-3694-3319、17:00〜23:00、月、2・4火休

 その日は酔わせて下町の主宰Fさんがナビゲートしてくださるということで、久しぶりにディープな京成沿線葛飾エリアに繰り出すことになった。待ち合わせの京成立石駅に着くと、ご挨拶もそこそこにタクシーに乗り、目指す善ちゃんに連行されたのだった。そこは荒川沿いに建つ工場やその社宅などがあるエリアで、とてももつ屋さんがあるとは思えない場所である。しかし、そこにぽつんと灯る光には、もつ焼、もつ刺、そしてハイボールの文字が浮き出ており、縄暖簾に引き戸という正しい店構えをした善ちゃんが現れるのだった。

 まずは酎ハイで乾杯である。なみなみの焼酎にレモンエキスとレモンスライスが入った大きなコップに、ニホンシトロンの炭酸を注いでいくと、9分目を過ぎたところでピタリときまるのがいいですねぇ〜。氷が入っていないところも好印象だ。
 つまみはFさんにお任せしてどんどん注文を入れてもらう。まずは子袋刺しだ。綺麗なピンク色をした子袋を見るなり、その旨さは保証されたようなもので、のっかっているネギがまた食欲をドーンと盛り上げてくれる。大量のネギとともに子袋を頬張ると、、、旨〜い。下茹での加減が絶妙なのだろう、子袋の食感がプチッとしているのだ。これなら酢味噌よりこういう醤油系のタレで食べるのが旨いんだろうなぁ。
 次に出てきたカシラも火の入り方が絶妙で、柔らかな肉から滴る肉汁が何ともいえない。もうこの時点で昇天しても良い状態になってきた(笑)。シロはクニュッとした食感に甘めのタレがしっかりマッチしていてこれまた旨い。
 続いてハツ刺しが出てきた。子袋刺しと同様、ドバッとのったネギに酢の入った醤油がかけられ、ニンニクを付けて食べるとこれまた旨い。
 タンも肉汁たっぷりだし、ともすれば食べにくいアブラも塩焼きでも全然くどくなく、脂そのものの旨味が味わえる。このお店で完結するなら、全種類の串モノを食べてみたかったなぁ(笑)。
 しかし、今日はFさんに全てを委ねているので、次はお薦めのおでんを取りに行く。最もお薦めだというウインナ巻きは、赤いウインナーの安っぽい味がちゃんとおでんの具の味に変化しているから凄い。いゃっ、ホントに旨い(笑)。下町のおでんでこういう上品な薄味のスープが味わえるのは驚きだ。

酎ハイ/子袋刺し/カシラ塩

シロタレ/ハツ刺し/タン塩

アブラ塩/おでん(ウインナ巻き・ツミレ・イカボール)
 長年一緒にやってきたであろう老夫婦が切り盛りしており、ともに綺麗なロマンスグレーになった頭が年輪を感じさせる。昭和の世界に浸りながら、良いもつと良いおでんで正しい酎ハイを飲む、これは物凄い贅沢な時間なのかもしれない。(05.3.30)