×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

Harawata0081

なるせ
東京都港区新橋1-5-3、電話不明、16:30頃〜20:30頃、土日休

 JR新橋駅の烏森口と日比谷口界隈は有名なおやじエリアである。しかし、銀座口となるとおじさんがポケットマネーでくつろげるような居酒屋さんは数えるほどになってしまう。銀座ナインを過ぎると、もうそこは日本一の高級繁華街になるからだ。首都高速はまるで境界線の役割を果たしているかのようにエリアを分けているが、その新橋一丁目側にポツン赤いシートの掛かった屋台が現れた。青いシートだったらどなたかのお住まいだろうと通り過ぎてしまうところだが(爆)、赤いシートが目を惹いたので良く見てみると、もつ焼と書かれた提灯と紺の暖簾が掛かっているので、吸い込まれるように入ってしまったのだった。

 中は奥の左右に3席くらいのカウンターと、小さなテーブルが4卓ほど置かれている。焼き台は60cm程度の大きさで、1ロットで焼けるのはせいぜいひと組の注文分くらいだ。お母さんがひとりで切り盛りするにはこれがぎりぎりのキャパなのだろう。焼き物は豚のもつが主体で、野菜も何種類かあるらしい。お母さんに「もつを適当に焼いてください」と告げると、「まずは4本くらいでいい?」と確認され、冷蔵庫から4種類の串を出して焼き始めた。
 最初に出てきたのはシロ醤油焼きだ。あらかじめ醤油ダレで下味が付いているシロを軽く焼き、ネギが散らされて出てきた。これが旨い。肉厚で、まるでテッポウのような食感のシロが、醤油の香ばしさやネギの香味と相俟って、素材の旨さが数倍にも引き立てられている。次はタン・ハツ・カシラが塩で出てきた。結構大振りのそれらは、どれも肉汁がぎゅっと炭火で封じ込められており、しっかりした噛み応えが「もつを食ってるぞ」という気持ちを盛り上げてくれる。これを食べている間にレバーをタレで注文した。中心部がミディアムくらいに火の通ったレバーで、これならもう少しレアーにした方が旨いような気がするが、頼んでやってくれるかどうかわからない(^^; このご時世(E型肝炎)ですからねぇ。

シロ醤油焼き/タン・カシラ・ハツ/レバー
 ここで一旦口をクリアランスするためにお新香をもらう。キュウリ・茄子・カブ・キャベツの4種類が浅めに糠漬けされていて、これで300円というのは驚きだ。勿論これも旨い(笑)。最後にシロ醤油焼きの追加を2本とガツ南蛮焼きを注文する。ガツ南蛮焼きもあらかじめ唐辛子の入った醤油ダレで下味がつけられており、周りの醤油は焦げているが、ガツ自体は最小限に火を通した程度で皿に置かれた。「辛味噌を付けて食べてね」と、カウンターの壷を指差されたが、まずはそのまま食べてみる。ぐにゅっとした歯応えがガツの新鮮さを表しており、これまた醤油の香ばしさと一味の辛味がとてもよい具合だ。やはりガツは醤油ダレとよく合うんだなぁ。辛味噌も付けて食べてみたが、これはそのままでも充分旨いわ。

お新香/シロ醤油焼き/ガツ南蛮焼き
 こういうお店を偶然見つけるのがモツラーの醍醐味だが、新橋あたりにはまだまだ良いお店が埋もれているに違いない(笑)。(05.5.11)
 惜しまれながら閉店。