Harawata0087

上野屋
愛知県名古屋市西区那古野2-20-21、052-571-6074、17:00〜22:20、日祝休

 開店時間を15分ほど過ぎて着いたのだが、まだ準備中のようでテーブルに椅子が上がっている状態だった。中を覗いて大将に「もうすぐ開きますか?待たせてもらってもいいですか?」と聞くとすんなりOKが出た。

 「上野屋さんで食べるのを楽しみにしてきたもんで」と軽いヨイショを言いながら中に入り、飲み物は冷蔵庫から好きなものをとるようなシステムと察して、サッポロラガーの大瓶を取り出し焼き台の前に陣取った。焼き台の炭はまだ火を起こしている状況だったので、まずは味噌おでんの鍋から牛スジを2本取ってきて食べ始めた。旨〜い!この名古屋の味噌文化は、家康とともに江戸に流れてきているので、我々のDNAにもしっかりインプットされていて、違和感など全くなく馴染むことができるのだろう。

サッポロラガー大瓶/味噌おでん・すじ
 その間も大将は何処かに行ってしまったままだ。更に2本取ってきて食べていると、ようやく大将が焼き物の準備に取りかかった。綺麗な品書きを眺めながら、メニューの1番端のとんやきとこみちを注文して待っていると、シロ(とんやき)、キモ、こみちの順で台に乗るだけ焼いてタレの張ってある大皿に乗せている。つまり、できているモツを好きな本数だけ取って食べるシステムのようだ。そこでとんやきを食べた後は、きもやきも1本取ってきてこみちが焼けるのを待つことができた。

 しばらくすると常連さんと思しき人が来て、「最近またテレビに出たんだって?」と大将に話し始めたら、大将が私の方を見て「他のお客さんの迷惑になるから写真撮るのやめて」と言ってきた。「すみません」と詫びを入れたが、何か釈然としなかったなぁ。今まで気が付かなかったんだろうか。断っていなかったのも私の落ち度なのだが・・・最後に出てきたこみちは子袋だということを確認し、さっと食べてお勘定をして店を出た。まっ、こういうこともたまにはあるわな。モツラーですから・・・(05.6.15)

とんやき/きもやき