Harawata0092

モアナ
東京都足立区千住曙町2-4、電話非公開、17:00〜23:00、水・日祝休

 京成関屋駅と東武牛田駅に挟まれるような場所に、色々なモツを食べさせるお店があると聞いた。というより「えー、えー、えー、まだ食べてないの?」と煽られた(--; まったくもって悔しいので(笑)、居酒屋界のアニさんに告げ口したら「明後日行くけど」との返事。「行きます行きます・・・」と8回くらい繰り返し、すぐに連れていっていただくこととなった。
 京成関屋駅で同じ電車に乗っていたアニさんと会い、改札を出てそのまま後について行くと、数十歩しか歩かないくらいの道路際にはたしてそのお店が現われた。って、由比ガ浜にでも建っていそうな海の家のカウンターバーじゃん(爆)。店内の装飾がこれまた何とも・・・(^^;

 中に入ると、お店の印象とは裏腹に(笑)、カイトボーディングをやっているというご主人が寡黙に仕事をしている。先発隊のドンバ関係の方2名と合流し、「何でも好きなもんを注文してください」とアニさんに言われて、注文しまくり千代子と化した。
 料理の種類も然ることながら、これだけの種類の生を出せるというのはホントに素晴らしい。しかも味付けがワンパターンじゃないというのも恐るべしである。レバ刺しは定番のごま塩で食べたが、タン刺しのピリ辛醤油ダレがなかなかで、肉の刺身を唐辛子系でも美味しく食べられることは発見だった。ハツ刺しもその場でおろすニンニクがバッチリ合い、ホッピーや下町ハイボールがどんどん喉を流れていく。

レバ刺し(胡麻油塩)/タン刺し(辛醤油)/シロ焼きミックス

ハツ刺し(ニンニク)/ガツ刺し/ナンコツ刺し
 そのホッピーと下町ハイボールだが、キンキンに冷やしたグラスに注がれ、ホッピーは嬉しい氷なしである。下町ハイボールは、焼酎と天羽の梅の混合液が作られ、それにニホンシトロンの炭酸が注がれて完成だ。天羽の梅は色が付くほど入っていても、焼酎のドライな感じを損なわないところが素晴らしい(笑)。

ホッピー/下町ハイボール
 生で満足したところで、次はもうひとつのお薦めという煮込みに移る。もつ煮込みはシロを味噌で煮込んだもので、すじ煮込みは牛すじを醤油で煮込んだもの。どちらもスライサーで切られた葱の香味と良く合っているが、私の好みはすじ煮込みの方で、ゼラチン質のクニュクニュ感としつこくない醤油味が抜群に旨い。

もつ煮込み/すじ煮込み
 焼き物はタンモトとカシラを注文してみた。備長炭で焼き上げられた両品は外が香ばしく、中は画像でも分かるように肉汁がきらきら光るくらい湛えられている。これもいいですねぇ。

タンモト焼き/カシラ焼き/スパム
 モアナという名前だけに、スパムもあればチチまであり、これが意外にモツに合うそうだ。何度通っても飽きることがなさそうなお店だ。(05.7.21)