Harawata0103

もつ焼 わかば
東京都墨田区本所4-19-9、03-3623-1459、17:00〜23:00、日祝休

 本所吾妻橋駅を降りてA1出口を上がり、春日通を7〜8分南へ向かって歩いたところで左の路地に入ると、こういう商売にしては珍しい緑色の庇と提灯が下がるお店が現われる。ここが界隈でも知る人ぞ知るもつ焼屋さんとして名高いわかばである。

 お店の中は、焼台と厨房を囲むカウンターと、テーブルが4卓ほど置かれた小上がりになっていて、焼台の前ではご主人が黙々と串を回し、おばちゃんたちが忙しそうに客の注文を仕切っている。この日はオーダーを王子狸に任せ、久しぶりに飲みより食いの世界に突入した(笑)。
 真っ先に出てきたのは煮込みである。ここの煮込みは醤油ベースの豆腐や大根が入ったタイプで、シロがしっとりと柔らかく煮込まれ、つまみというよりもご飯のおかずにしたいくらいだ。ほとんど同時に出てきたお新香も、糠のつかり具合が絶妙で旨い。このあたりで既に期待は高まりまくり状態となってしまった。
 そうこうしているうちに串ものが出てきた。ネタが大振りなのは流石に下町である。シロをニンニクタレで食べるのはなるほどと思うが、カシラもニンニクタレで食べて旨いというのは驚きだ。カシラそのものがジューシーじゃないとそうは感じないだろう。レバーも外カリの中レア状態で、ひと串4個の塊を4回に分けて堪能することができた。
 刺身はハツ、タン、シロ、子袋と食べたが、特にシロ刺しが秀逸だ。シロ刺しのマイベストがうまいちで、次がまるい、そして3番目はわかばだなとすぐに思えるくらい旨かった。その他のつまみも呑み助をくすぐるモノばかりだし、何度か通うと出していただけるというテッポウも食べたいし、またしても再訪必須のお店ができてしまった。(05.10.27)

ホッピー/煮込み/お新香

シロニンニクタレ/カシラニンニクタレ/レバー塩

ハツ刺し/タン刺し/シロ刺し

フライポテトチーズ/オムレツ/トマト

チリ春巻き/子袋刺し/厚揚げ納豆