Harawata0144

一火(いちか)
神奈川県横浜市港南区上大岡西1-19-1-103、045-842-2949、17:00〜24:00、日休

 2008.4.29にグランドオープンした鳥佳2号店である。店長は鳥佳でみっちり焼きを修業したしんたろうさんだ。聞けば、ビルのオーナーが鳥佳の常連さんで、飲食店には貸さない主義だったのを、鳥佳ならということで契約に結びついたという、始まりからして素晴らしいストーリーである。

 しかし、オープン当日はかなりパニックだった。焼きもしんたろうさんのまじめな性格がそのまま表れてしまい、まるで御公家さんが食べるような串だった。しばらくして肩の力が抜けたのと、「串焼きはワイルドじゃなきゃ」という常連さんのアドバイスもあり、2ヶ月もすると鳥佳のマスターにも引けをとらない焼きとなった。切り替えが早いなぁ、画像でも違いがよく分かるわ(笑)

レバー塩/オープン当日⇒3ヶ月後

レバータレ/オープン当日⇒3ヶ月後

 さて、メニューだが・・・鳥佳と同じだ(爆)。私は麦焼酎のボトルを入れて飲んでいるのだが、日本酒や焼酎の品揃えも多く、これからもどんどん増えていくことだろう。初めての方は、とりあえず煮込みを食べて欲しい。牛シロがとろとろになる手前まで、醤油ベースのお汁で煮込まれ、どさっとのったネギと醤油漬け南蛮との相性が抜群だ。キャベツの酢漬けは箸休めの役割だけでなく、私は常々ビールのつまみにしている。一度レシピを教えてもらったので、うちで作ってみたのだが、出来上がりは別のものになっていた(^^; やはりこれは一火か鳥佳で食べるに限る(笑)。朝取りキャベツは、付け合わせのニンニク味噌で食べるのも良いが、胡麻油+塩を付けてバリバリ食べるのも良い。ニンニク味噌はそれだけでつまみになるから残っても心配無用だ。

生ビール/一火ボトル/大皿の煮込み

キャベツ酢漬け/朝取りキャベツ
 それでは、レバー以外の串物の代表選手を紹介しよう。塩で食べたいカシラ、タンモト、ナンコツ。

カシラ/タンモト/軟骨
 
同じく塩で食べたいハツ、子袋・タン、手羽。因みにこの手羽のスタイルは、立ち飲み時代のものだそうだ。

ハツ/子袋・タン/手羽
 お次は、タレで食べたいシロ、皮、つくね。

シロ/皮/つくね
 人気の高いトマト巻き、さがり。シイタケも旨いぞぉ〜。

トマト巻き/さがり/椎茸
 そして、いつも食べられるとは限らない、レバ生、ギモカワ。ギモカワとは砂肝の皮で、ガツにコリコリ感が加わったような、何とも面白い食感だ。これらが食べられるどうかは、そっとしんたろうさんに聞いてほしい(^^;

レバ生/キモカワ

 一火には刺身類がほとんどないが、その代わりに一品料理が供されるようになった。調理担当スタッフができたからだ。若いのに料理が上手い。だから、しんたろうさんが焼きに専念できるようになり、腕が上がったに違いない。

茄子の煮びたし・砂肝梅和え/つぶ貝煮
 スタッフの接客も連携もしっかりしているし、ホスピタリティーの高さも本店と全く変わらない。一火は既に名店の域に達したと言えるだろう。(08.4.29)
注)このページをアップしたあと、すぐに刺身類も充実したようです。