Harawata0153

花山
長崎県長崎市万才町10-20、095-825-1535、17:30〜24:00、日休?

 長崎の居酒屋に入ると、大概のお店に置いてあるのは「すじポン」だ。多くは馬のすじ肉が使われており、私はこれが好きで、メニューに見つけると必ず注文する。馬を食べる食文化は九州では熊本が断トツなので、長崎のモツ文化は熊本系かというとそうでもなく、博多系の色合いも諸所各所にみられるのだ。とはいうものの、長崎のモツ文化はラーメン文化と同じくらいこぢんまりしていると思う(^^;
 単発で来ていた長崎も、足しげく通うことになって3年。ある日県庁の近くを通ると、もつ鍋とやき鳥という白い暖簾のお店を見つけた。よく見ると「博多箱崎屋台花山」と染め抜かれている。検索すると、箱崎宮の前で昭和28年に開業した屋台だそうだ。これは行かねばならんでしょう〜。ということで、わざわざ夏の暑い日に入ったのであった(^^;

 まずは生ビールと酢もつを注文し、喉を一気に潤す。ほぅ、ここの酢もつはキクラゲがのるんですねぇ。ガツとキクラゲの微妙に異なるコリコリ感が心地良いですねぇ。ポン酢ダレも濃くて夏向きだ(笑)。

生ビール/酢もつ
 一息ついたところで、焼き物にとりかかる。シロを塩とタレで、そしてナンコツ(タンモト)とだんご(自家製つみれ)を注文した。シロは90円、ナンコツとだんごは100円という、なかなかリーズナブルな値段である。まずは酢もつと似たような自家製のタレが出される。お好みで付けて食べるのだそうだ。シロは小振りだけどいいですねぇ〜。玉ねぎを挟んでいるのが新鮮に感じる。一味を付けて食べるのが私の定番だが、なるほどタレを付けて食べるのも良いですねぇ。シロタレとシロ塩では塩の方が私の好みだった。ナンコツは鳥佳のタンモトと同じ、コリコリ感が最高のビールのお供だ。そしてだんごも凄かった。自家製で、この大きさで、1本100円というのが素晴らしい。軟骨部分も入って、食感も素晴らしい。何度か通って、醤油でやってもらおうかなぁ(^^;

タレ/シロ塩/ナンコツ(タンモト)

シロタレ/だんご
 もうここで3杯目の生ビールを注文している半魚人A。ガラスケースで気になった串を指差して聞いてみると、大動脈のナンコツだという。頼むでしょう〜。それに鶏レバーを一緒に追加した。大動脈のナンコツは、ミノのように飾り包丁を入れて食べやすくされており、ピーマンが間に挟まれている。これはいいわぁ〜。3杯目のビールもぐびぐび飲めてしまう。鶏レバーは焼き過ぎで期待ほどではなかったが、このお店はリピート有りだと確信した。2本縛りは一人でたくさんの種類を楽しめないし、もつ味噌煮込みの値段が880円というのもひとりでは注文できなかったので、次回は2人以上で来てもつ鍋も合わせて食べてみることにしよう。(08.7.28)

ナンコツ(大動脈)/鶏レバータレ