Harawata0157

ラブリー
愛知県名古屋市東区東桜1-9-1、052-963-9023、17:00〜24:00、水休

 名古屋の中心部である栄からすぐの場所に、以前からチェックしていたお店があった。どてと串かつの久富である。中心部からすぐの場所にありながらなかなか行けなかったのはただの怠慢だ(殴)。しか〜し、ある時意を決してその場所に行ってみると、お店は跡形もなくなっていた。愕然として怠慢を大いに反省しながら辺りを見回していると、道路を隔てた向かい側に「串かつとどて」の提灯が下がっている。でも、提灯に書かれたお店の名前はラブリーだ。とてもこの業界が使う店名じゃない(^^; と思いながらも外に出ているメニューと店内を見ると、なかなかそそられるものがある。そこで、同行者と2人でえいやっと入ってしまった。

 丁度カウンターの2席が空いたところだったので、片づけをした後にすぐに席に促された。カウンターの端にある大きな鍋には、どてと味噌おでんがぐつぐつと煮込まれており、あの八丁味噌の甘ったるい香りが鼻腔をくすぐってくる。まずは生ビールで乾杯し、串かつとどて、それに焼き物全種類を注文した(^^; すぐに出てきたのはどてである。トロトロに煮込まれた牛すじに、一味唐辛子をかけて食べるとどえりゃ〜うみゃ〜。この味にはまるかどうかで、名古屋飯・・・いや、名古屋自体に馴染めるかが決まると言っても過言ではない。お次は串かつである。5本からの注文なので2人で6本注文し、4本を味噌ダレにつけてもらい、2本をソースで食べるようにしてもらう。ふむふむ、この味噌ダレの串かつも名古屋の味ですなぁ〜。旨い!子供達に食べさせたら、際限なく食べてしまうだろう(笑)。瓶ビールに替えてぐびぐび飲んでいると、今度は焼きものができあがってきた。ねぎま、砂肝、手羽、鶏なんこつと、それぞれいい値段ではあるが、みな大振りでジューシーなので、特に割高感はない。特に手羽がジューシーで、柚子胡椒を付けて食べるとデラウマだった。

生ビール/牛すじどて煮/串かつ

ねぎま・砂肝/手羽/鶏なんこつ
 飲み物をレモンハイにし、トマトで口をさっぱりさせたところで、今度は味噌おでんの大根と玉子を注文した。大根は4つに、玉子は半分に切ってくれるので、たっぷりと味噌を付けて食べられる。どちらも味噌に合う食材だから旨いのは言うまでもない。竹輪もあるみたいだけど、味噌との相性はどうなんだろう。意外に合うのかもしれないな(^^; そしてウーロンハイで味噌を流し込み、最後に名古屋では標準らしい、酢を入れて食べるジャコおろしで再度口をさっぱりさせてお勘定となった。今度来たら是非どてめしを食べてみよう。

レモンハイ/トマト/大根と玉子の味噌おでん

ウーロンハイ/ジャコおろし
 ホテルに帰って検索してみると、ラブリーは久富の経営者が2008年の3月から道路の向かい側に移転開業させたお店と判明した。どうりで話に聞いていた久富の形態と似てるはずだ。店名は同じオーナーが経営するJazz Club Lovelyから取ったということだが、久富の方が良かったんでないかい(^^; (08.9.10)