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Harawata0163

石田屋
愛知県名古屋市熱田区金山町2-7-18、052-671-7308、16:00〜22:30頃、日祝休

 名古屋の金山駅周辺はラーメン店が少なく、今まであまり縁のない場所だった。しかし、よくよく調べてみると、金山駅から南側の界隈には、かなりディープなお店が存在することを知った。その中には、名古屋人でも入るのに勇気がいるもつ屋さんがあるという。これは行かねばならんでしょう〜。ということで、最初は名古屋在住の飲み友にエスコートしてもらって行ったのだが・・・今でははまりにはまってしまったのだ。そのお店が石田屋である。まぁ、とにかく敷居は高かった(^^; 開店直後は地元年金生活旦那衆がカウンターを取り囲み、コアタイムは近所のサラリーマンが肩を寄せ合って飲み食いしている。引き戸を開けると、おばちゃん2名の面通しを受け(爆)、座る位置を指示される。メニューも大雑把で、焼き物などは「やきとん」くらいしか書いてない(^^; 慣れないうちは周りを見ながら、見よう見まねで注文するしかないのだ。

 
 初食の日にお店に着くと、外で待ってたお客さん2名が丁度通されるタイミングで、おばちゃんから「ちょっと待っててね」と言われてしまった。「はいっ!」と異様にビビリながら返事をするナビゲーター(^^; どうやら、ナビゲーターにとってはかなり怖いおばちゃんらしい。5分もすると2名客が出てきて、おばちゃんから「どうぞ」とコールがかかった。という訳で、その日は焼き台とどての鍋のまん前という絶好のポジションに座り、トリビーで乾杯したのだった。

どての鍋/トリビー
 石田屋に来てまず頼みたいのは刺身だ。さがりとレバーはほとんどの時間帯で食べられ、心臓と子袋は厨房の壁に「子袋刺し/心臓刺しあります」の貼り紙がある時に食べられる(笑)。ここのお店には箸がなく、刺身類は楊枝で食べるのが仕来たりだ。このさがり刺しは噂の逸品だけあって旨い。例えて言うと、脂の少ない埼玉屋のアブラ生という感じだ。これを聞いたら埼玉屋の社長は激怒すると思うけどが(爆)、このぶつ切りのさがり刺しが380円で食べられるのだから素晴らしい。そしてたまり醤油に味醂を足したような甘ダレに、ワサビが添えられているのが実に名古屋らしい食べ方だ。多くの場合、レバーはニンニクか生姜醤またはごま油塩、子袋は酢味噌ダレで食べるが、ここは全てワサビ醤油ダレ。でも、これが意外に合うんですねぇ。子袋もコリコリで旨いわ。

さがり刺し/レバ刺し/子袋刺し
 刺身が出来上がるまでは、八丁味噌でぐつぐつ煮込まれたどての鍋から、どて、血管、赤棒、豆腐、大根、こんにゃくの、好きなものを頼めば良い。どては豚のシロ、血管はおそらく大動脈のあたりだろう。味噌は名古屋独特の甘味の強い味付けだが、意外にくどさがないので私はここの味が一番好きかもしれない。その味噌で煮込まれたどてと血管に、大きな竹筒に入った一味唐辛子をかけて食べると・・・うみゃーでかんわ!シロはくにゅくにゅ、血管はぷにゅぷにゅとした食感でデラウマだ。血管をこういう形で食べるのは初めてで、手に付いた味噌ダレを嘗めながら、次の串次の串と食べ続けてしまう。確かに煮込まれる時間によって食感が違い、時間が経つと水分が抜けてぷにゅぷにゅからこりこりになってしまう。ベストタイミングのぷにゅぷにゅの血管は、実にビールによく合うのだ。しばし通った末、おばちゃんに「血管は焼かないんですか」と聞いたら、「硬くなるから焼かないの。でも、美味しいんだけどね」ということだった。確かにこれ以上硬くなった血管は、細切りじゃないと食べられないもんな。

どて/血管/どて・血管・赤棒
 さて、最後に焼き物である。レバー、とん焼き(シロ)、はらみが定番で、心臓もラインナップに加わっている。結構大雑把な、業界で言うところのボウボウ焼き状態だが、食べてみると意外に良い具合の火の入り方で驚いた。とにかくとん焼きが柔らかくて旨いのだ。名古屋ではタレがメジャーらしく、塩で頼んだら「珍しいわね。美味しいけどね」と言われてしまった。タレは意外にサラっとしていて、のんきややどての品川のタレよりも好みだ。塩とタレの他に生姜醤油というオプションもある。心臓、さがり、レバーなどを最後に食べる時は、生姜醤油にしてもらうとさっぱり食べられてよい。一度子袋を頼んだら、「子袋は焼かない」と言われてしまったので、間違っても焼きものでは注文しないように(^^; そして、外で待っている人もいるので長居も禁物だ。(08.11.13)

レバー(塩)・とん焼き(塩)/とん焼き(タレ)/とん焼き(塩)・さがり焼き(塩)

とん焼き(塩)/心臓・レバー(生姜醤油)/さがり・レバー(生姜醤油)