Harawata0238

美味ぇ津゛
港区新橋4-21-7、050-5595-6135、18:00~23:20、土日祝休

 東京ビッグサイトに外勤に出た後、新橋に戻り、KHC敏腕マネジャーと待ち合わせて新規開拓である。以前から注目していながらなかなか一歩が踏み込めなかった美味ぇ津゛というお店だ。何故難関なのかといえば、開店直後はカウンター14席が全部予約で埋まり、2クール目は20:30以降になるようなのだ。#今日もそうだった(^^; そこで思いついたのが、KHC敏腕マネジャーの敏腕を使うということ。まるいのタレをマスターに頼んでお持ち帰りするほどのホルモンヌであれば、この難関をクリアできると考えたのだ。果たして、敏腕マネジャーを誘うと、この店のハイレベルさをすぐに感じ取り、あっさり予約を取ってしまったのだ。流石と言えばナガレイシである。

 さて、大将からカウンターの一番奥に座るよう促され、奥さんの「お飲み物は?」のコールを待って、すかさずトリビーをお願いしてスタートだ。外勤で乾いた喉をぐびぐびと潤していると、奥さんからお通しが渡された。手羽先煮付け、玉子焼き、マカサラの三点盛りだ。いぃーーーーですねぇ。あっという間にビールがなくなり、シャリキンと白ホッビーをお願いした。おぉっ、シャリキンって、金宮がフローズン用にパックを作ってるのね(^^; 初めて見た。ホッピー半分注ぎ入れると、丁度7分目くらいになっていぃーーーじゃないですか。ふむふむ、旨い旨いと飲んでいると、最初に芝浦牛煮込みが出来上がってきた。もうね、これを見ただけで失禁寸前ですよ。まずはシロから食べると、まるでスジを食べたかのようにまったりした脂が口に広がった。牛シロはもつ鍋のように脂を付けたまま串を打って煮込むんですねぇ。シャリキンホッピーとよく合うわ。次にスジを食べ比べてみると、なるほど、これがスジ煮込みでお馴染みの味だ。比べてみると、シロの方がまったりしてるのがよく分かる。ハチノスはトマトソースのトリッパで食べるパターンが多いが、八丁味噌系の煮込みもそれに劣らず旨い。ホホも口の中でホロリと崩れて肉汁が広がる。永遠に食べ続けていたいが、これはおひとり様1本ずつと決まっているのだ。

トリビー/お通し3点盛り/シャリキン

シャリキンホッピー/芝浦牛煮込み(シロ・ハチノス・ホホ・スジ)
 シャリキンをお替りすると、ハチノス塩焼きが出来上がってきた。これはじゃくっとした食感と香ばしさで、ホッピーがぐいぐい進んでしまう。シャリキンを混ぜるのが面倒になってきたので、今度は普通にもらって飲むことにする。次に出てきたのはやきとんのシロ串焼き。これはイカンでしょう~!あまりの旨さに大将に「シロがむちゃくちゃ旨いですねぇ!」と言ってしまったくらい旨い。てっぽう(上シロ)だと思うが、この肉感と旨味は暫く飲み込みたくない衝動に駆られてしまう。牛の中で豚の存在感を一手に担っている逸品だ。

ハチノス塩焼き/普通のホッピー/やきとんのシロ串焼き
 しかし、ここまでで入店から2時間が経過している。敏腕マネジャーによれば、予約時に「金曜日は2時間くらいでお願いしている」と言われたということだが、まだ注文がいくつも残っているのだ。心配しながら待つと、メインティッシュ的な牛ハツの炙りが出来上がってきた。牛ハツの上にのる万能ねぎが食欲をそそりますなぁ。じゃくじゃくした食感を愉しみながら、ホッピーのナカをお替りすると、牛ハラミの炙りが出来上がってきた。もうこれは焼肉屋の世界だ。旨いに決まっている(笑)。

牛ハツの炙り/牛ハラミ炙り
 ここで2時間半が過ぎ、先客の4人組が出て行った。私等はまだ注文が残っているのだ(^^; 黒霧島のお湯割りをもらって待つと、レバー串焼きが満を持しての登場だ。エッジの効いた大振りのレバーを頬張るのは、串焼きを食べる際の至福の時間だ。そして、ラストの肉なんこつ焼き(卵黄付き)だ。うわっ、なんこつのこりこり感というか、叩き具合が素晴らしい。玉とタレの残りも嘗め尽くしたい(殴)。

レバー串焼き/肉なんこつ焼き(卵黄付き)/玉を絡めて
 非常に幸せな気分だったが、肉なんこつ焼きを渡された時、大将から「これで終わりですんで宜しく」と言われ、3時間も長居したのは我々のせいではないのになと、ちょっちゅ複雑な気分でお勘定となった。また来たいから、私の気にしすぎだといいのだが・・・。(18.4.20)