Harawata0016
七厘
大田区大森北1-12-1-106、03-3768-2590、18:00頃?〜、定休日不明
大森駅から海に向かって歩く事数分、七厘と書かれた大きな赤い提灯とカウンターだけの小さなお店が現れる。ここがご指導付きで持つを食べるお店七厘である(笑)。
カウンターに座ると、まずは七厘が置かれる。親父さんに注文を告げるには、何のためらいもなく飲み物・なま物・煮物・焼き物を注文すればよい。大概はその順番で出てくるので、ビールを飲りながら濃いピンク色をしたレバ指しなんぞをつまんで、んまぁ〜!などと叫んでいればいいのだ。煮込みはというと、味噌ダレはサラッとしているが、味付は結構濃いので、薬味のネギが良い具合にアクセントになってくれる。これだけでもビールが2ガロンは飲める(殴)。
間もなくすると焼き物が現れる。当然、硬いものから順に網の上に並べ、頃合いを見計らって満遍なくひっくり返していると・・・・
親父さんはカウンターの中を動物園の虎のように行ったり来たりしているのだが、仕事をしている合間に必ず客の七厘をチラッチラッと見ている。どうやら、焼き具合のベストタイミングを確認しているらしい。そして、ここからご指導が始まるのである。
曰く「コブクロはもう食べていいよ。片面焼いてキュンと丸まってきたら、もう食べられるんだから」。曰く「ナンコツはもっと焼いてからひっくり返せばいいんだよ」。曰く「ギアラは何度もひっくり返して、両面から泡が出てきたら食べ頃。あっ、さっきのもう食べちゃったの?だめだよ!あれはまだ片面しか泡が出てなかっただろう?」。と、こんな具合だ(^^;
「チョコチョコ焼くのはシミッタレ、ボウボウ焼くのはバカッタレって言うだろ。だから、網に乗せるのはよく焼くものと、ちょっと焼けばいいのを半分ずつ乗せるんだよ」って、素人には分かりまへんがな(^^;
ともあれ、豚が600円からで牛が700円からという値段設定は非常にリーズナブルで、これ幸いと色々試したくなる。その気持ちはヤマヤマだが、よく焼き半分若焼き半分の配分を考えて注文するに越したことはないだろう。まぁ、言われたとおりに食べれば間違いなく旨いんだから、ここはご指導に従った方が利口でしょうなぁ(^^;
網の奥でナンコツやギアラを焼きながら、手前でハラミやミノ、コメカミを焼く。七厘の火は自分で調節できないから、やってみるとかなり難しいんですけどね(^^; (02.1.18)
上段:レバー刺、牛煮込み、奥の皿ナンコツ・コブクロ(豚)、前の皿左ミノ・ギアラ
下段:コメカミ(豚)・ハラミ、七厘ではこんな風に焼きます(笑)