Harawata0030
やまがた屋
大阪府大阪市北区西天満6-8-17、06-6367-3666、18:00〜ネタ切れ(24時頃)、日祝休
200.4.1より大阪市北区西天満6-5-3-ロイヤルスペースビル4Fに移転しました
北の繁華街から少し離れた場所で、しかも分かりにくい路地裏にあるこのお店は、ちょっと隠れ家に使っている小料理屋さんのような風情を醸している。
カウンターのみのみの店内には、全国の珍しい焼酎がずらりと並んでおり、やはりどこから見ても炭火焼のお店とは思えないのだ。しかし、七厘に炭火が用意されるや否や、各部位の肉が次から次へと供されてくるのである。やまがた屋のシステムは全て「お任せ」で、その日にある15品ほどのネタが、若きマスターの見繕いで出てくるようだ。
まずは厚切りのタンが出てきた。これは「表面が焦げないよう、何度もひっくり返して焼く」ように指示される。そのようにして焼きあがった牛タンは、厚さ2cmもあろうかというのに、柔らかく噛み切れて肉汁が口の中に広がっていく。当然、味付は塩のみである。最初にレモンも出してくれるが、お客が塩で納得していると見るや、途中で下げてしまうという徹底ぶりだ。
次はシメジとウルテが出てきて、「ウルテを外側でじっくり焼き、その間にシメジをぱっと焼いて食べてください」というご指示を受けた(笑)。ウルテを七厘の輪郭に沿って並べると、シロツメクサの冠のようで美しいですなぁ。
その後も次々とホルモンが出てきて、その都度焼き方が説明される。見たことのない部位も多いが、見たことのある部位でも今までとは違う焼き方で食べることができ、全てが新しい経験となって感動してしまう。
そして、ここではビールの後は焼酎を飲むのが仕来たりのようだ。お客の好みを聞いてその肉に合う銘柄を出してくれるのだが、いつも甲類焼酎の梅割りばかり飲んでいる私にとって、乙類焼酎がこれほどホルモンに合うものかと驚いた。いやいや、この繊細な食べ方であるがゆえの乙類焼酎とのコンビネーションに違いない。(03.8.28)
キムチ盛合せ、厚切りタン、何度もひっくり返して表面を焦がさないように香ばしく焼く
シメジ、ウルテ(食道のコリコリ部分)、ウルテを外側でゆっくり焼きながらシメジをさっと炙って食べる。
プップギ(肺)、ミミカブ(耳を動かす筋肉)、ネクタイ(食道の肉)
アゴ(顎の肉)、ツラアブラ(顔の油)、端休めのオクラとピーマン味の唐辛子
骨付きテールはこんな感じで焼きながら骨まで食べる
シマチョウはマスターが直接網の上に乗せる(笑)。ハラミはさっと炙って・・・旨〜い!