Harawata0033
岸田屋
東京都中央区月島3-15-12、03-3531-1974、17:30〜23:00(21:30過ぎには暖簾が仕舞われるらしい)、日祝休
月島商店街にある東京3大煮込みと称されるお店のひとつ。「美味しんぼ」の第5話:料理人のプライドにも登場した老舗。
有楽町線月島駅か大江戸線勝どき駅から西仲通りを歩き、大きな文字で「酒」と書かれている紺色の暖簾を見つけたら、そこが目指す岸田屋だ。随分前にバカウマラーメン花の季の菊池さんから「岸田屋の煮込みを食べなきゃあ〜」と言われ、去年行った時に「店内改装のためしばらく休業」の張り紙を見て、ガックリと肩を落として帰ったのは記憶に新しい。という訳で、約半年ぶりのリベンジである。お店に入ると、いったいどこを改装したのか?と思うようなひなびた風情である(^^; 「煮込み系以外は出るのが遅い」と聞いていたので、煮込み、肉豆腐、空豆、ぬたを注文して待つことにした。
最初に出てきたのは、予定通り煮込みである(笑)。おぉ〜っ旨い!今日のナカミはシロとフワにハツモトが少し入っているだろうか、短冊形に切られたモツはおつゆがジワッと染みて柔らかい。味付けのベースは醤油と味噌の合わせで、関東人の舌に合わせてかやや甘めになっている(笑)。盛もたっぷりなので、ねぎ入りで注文したのも大正解だった。
注)煮込みを注文する時「ネギ入り」と言っておかないと、ネギは入りません。
お次は肉豆腐。これはモツではないんですねぇ。おつゆに味噌は入っておらず、豆腐が入る分煮込みより甘っ辛さが増しており、江戸って感じで何ともいえませんなぁ。ネギも白い部分と青い部分が1:2くらいに入っていて、同じ味のおつゆが染みているのに、肉・豆腐・ネギの味がそれぞれ違っていていぃーーですねぇ。肉豆腐のお替りをしているお客さんが結構いるのも頷ける。
改装前までは「鮪かけじょうゆ」等の刺身も人気があったそうだが、ご主人がお店に立たなくなってからは幻のメニューになったという。こういうお店はいつまでも残っていて欲しいものだ。(03.5.7)
煮込み(ネギ入り)、肉豆腐、ぬた