Harawata0116
八角 千葉本店
千葉県千葉市中央区中央1-10-1、043-222-4415、16:45〜22:00、日祝休
千葉の繁華街といえば栄町である。大学生の頃は興味本位で男達が色々な噂話をしていた。バイトで大枚を掴んだ男が50,000円(昭和50年代前半)で豪遊したとか、病気を頂いて1本5,000円の注射を何本も打たれたという話を聞くたびに、そこに足を踏み入れるには相当な勇気と財力が必要だと思ったものだ。こういう繁華街の外れに往々にして旨いモツ屋さんがあるということは、我々モツラーの世界では定説である。はたして千葉栄町の外れにも、もの凄いお店があるという。それを知ったのは、大学を卒業してかれこれ25年も経ってからであった_| ̄|○ そのお店の名は八角。千葉市内にあと2軒支店があるらしい。
八角を語る人のキーワードはステーキとアカ。この日連れてきてくれたiiさんにも「アカからいきましょう」と言われた(笑)。梅雨の晴れ間の蒸し暑さから、1日の句読点としてビールからと我侭を言わせてもらい、初夏を思わせるキャベツとキュウリのお通しをつつきながら喉を潤した。私が「もう少しビールを」と言いかけた時、「アカと炭酸も」とすかさず注文するiiさん。相当気合が入っているようだ(^^;
ほどなく、噂に聞いたとおりの角瓶に入った濃いピンクの液体が炭酸とともに現われた。1:1で割って薄いピンクになった液体を飲むと、それはほんのり甘味のある口当たりの良いハイボールとなった。ビールをチェーサーにと思って飲むと、逆にビールのほろ苦さをフラッシュする役割になってしまうほどの飲みやすさだ。
トリビーとお通し/アカ+炭酸/キュウリとキャベツのお新香
最初に出てきたのは骨のあまから煮である。喉もとの軟骨部分がホロホロと崩れるくらいに煮込まれて旨い!この甘さが下総から上総に遷る田舎臭さであり、私の口にバッチこーい状態でピタリとはまるのだ。これを更にくどくしてリブのナンコツ部分を使うのが鹿児島のとんこつなのだが、このくらいサラッとしたお汁の方が冷たい飲み物には合っている気がする。
そうこうしているうちに噂のステーキが焼きあがってきた。思わず3人から「おぉーーっ」と声が上がる(笑)。「まずはそのまま食べて」という言葉に従い何も付けずに齧り付く。ただの柔らかい霜降り肉ではなく、歯応えがありながらジューシーな肉質が素晴らしいし、それにも増して焼き方が絶妙だ。付け合せの粒マスタードは、それだけで単体のつまみにしてしまうくらい、ステーキそのものだけで旨い。
骨あまから煮/ステーキ/中は綺麗なピンク色だぁ〜
この時点で充分満足なのだが、至高のはらわたとしては串物もいっておかねばイカンでしょう。ということで、まずはハツとカシラを注文すると、何と立石地区並の大振りなものがでてきた。いやぁ、肉がでかくて顎が外れそうだが旨い(笑)。こりゃ10種類以上ある串物を1回で制覇できないわ(^^; あと押さえておかなければならないのは上シロの味噌漬けらしい。肉厚のシロは肉厚で実に歯応えよく旨い。アカもお替りするほど気に入ってしまい、ここは必ずリピートしようと誓うのであった。(06.6.17)
ハツ・カシラ/上シロ味噌漬け/アカお替り(^^;