Harawata0132
車橋もつ肉店
神奈川県横浜市中区石川町5-209、電話非公開、16:00〜24:00頃、水休
私が高校生の頃、横浜の友達から絶対足を踏み入れてはいけない場所というのを教えられた。扇町〜寿町のエリアである。日本の高度成長期に、労働力を確保し現場に送り届ける拠点、所謂日雇い労働者を集める「寄せ場」なのだそうだ。しかも、山谷や釜ヶ崎と並ぶ日本三大寄せ場である。それを聞いてからというもの、中村川の「向こう側」に行くのはタブーとなっていたため、亀の橋と車橋を渡ることはなかったのである(爆)。しかし、いいオッサンになったある日、「車橋にもつ屋さんができた」という噂が耳に入ってきた。一応、中村川の「こっち側」らしいということで、あのエリアの帝王iiさん(爆)に頼んで連れて行ってもらうことになった。
お店の基本は立ち飲みなのだが、椅子を100円で注文できるシステムになっている(爆)。匹子のおじさん達は当然立ち飲みだ。キンミヤをボトルで注文すると、フローズンで出てくるじゃないですかぁ。それを割り箸で突っつきながホッピーグラスの星2つ目の上まで入れ、ホッピーを注ぐとピタリとおさまり乾杯である。
思い思いにつまみを注文すると、匹子ペースで出てくるので非常に心地良い。レバ刺しは新鮮さが際立ち、煮込みはボリュームで自己主張し、塩ユッケはそのクオリティーに脱帽である。これはイカンでしょう〜、塩ユッケ!胡麻油が非常に良い風味になっている。馬杉晋作だぁ〜!!
フローズンキンミヤ/フローズンホッピー/レバ刺し
煮込み/塩ユッケ
串モノはほとんどが100円。ガツはサクサクした食感で、塩でも醤油でも旨い。シロは脂が落とされていて残念だったが、テッポウは鳥佳のシロもマッツァオのクニュクニュで、タレでも塩でもなかなかの代物である(笑)。そして、ココの焼き物の一番だと思うのが砂肝。首都圏で食べる砂肝の中で、ジューシーさと歯ごたえの良いものには滅多に出会えないが、これを兼ね備えての100円という値段には脱帽である。
ガツ塩/ガツ醤油/シロタレ
テッポウタレ/ テッポウ塩/砂肝
ヂゴク豆腐は「チ」に濁点が付いているだけに辛い(爆)。豚耳の酢味噌も味噌が濃い目なので、胡麻油+塩で食べる方が個人的には好みだ。
ヂゴク豆腐(原文まま)/豚耳
何にも増してココのお店のCS(Customers satisfaction)は、店主夫妻の子供であろう小学生の男の子が実に良い子なことだ。このお兄ちゃんは匹子も癒すパワーを持っている。あっという間に匹子の殿堂になりそうな予感がするぞ、と(^^; (07.5.11)