Harawata0143

しょうちゃん
東京都千代田区神田淡路町2-21、03-5294-7299、17:00〜24:00、日休

 神田淡路町・小川町・駿河台辺りは、オフィス街であったり学生街であったり、はたまた商業地であったりと、色々な顔をもつエリアだ。そのような場所にも、路地裏にはちゃんともつ焼き屋さんがあるのがお江戸の良いところである。とある日、王子狸と示し合わせて向かったのが、そんな場所にあるもつ焼きしょうちゃんである。

 扉を開けると、迎えてくれたのは何と・・・ビヨンセ(猛爆)。店内はほぼ満席だったが、ビヨンセがセクシーに踊りながら(嘘)、カウンターに2席作って案内してくれた。事前調査によれば、単価は高いがかなり旨いものが食べられるということだ。なるほど、お客はどいつもこいつも部長・支店長クラスで、加齢臭が強い(殴)。ビヨンセにホッピーの氷抜きと、刺身盛り合わせ、もつ煮込み、上しろを注文する。「ホッピーはあまり冷えてないけどいいですか?」と言っていたが、でてきたのは3冷ならぬ3温のホッピーだ(^^; こりゃ、氷を入れた方が良かったかも。まぁ、腹には優しいわな(^^; で、すぐに出てきたもつ煮込みを食べてみると、そのシロのクオリティーでこの店の実力が分かった。牛シロがこんにゃくと豆腐と共に味噌で煮込まれ、プリプリトロトロの食感とシロの旨みがぐわーーんと口に広がるのだ。こういう濃厚なシロには、関東の香味の強いネギがよく合いますねぇ。ということで、どんな上しろが出てくるのかワクワクして待つのであった。

3温ホッピー(笑)/お通し/もつ煮込み
 そんなはやる気持ちを見透かすように、次に刺身盛り合わせがでてきた。子袋、ガツ、レバーに玉子の黄身が落とされ、ネギとレモンとおろしニンニクの薬味が添えられている。レバーには醤油ダレが合わせられており、ニンニクをのせて黄身に絡めて食べると・・・タマランチ元会長ーーーーーっ!!!よく、「エッジが効いたレバーだから新鮮で旨い」と言う方がいるが、「逆必ずしも真ならず」と言いたい。小型動物やこういう脂肪肝に近いレバーは、ぺらぺらとした切り方になるのだ。まぁ、それはそれとして、子袋もガツも旨いぞぉ〜。

刺身盛り合わせ

子袋刺し/ガツ刺し/レバ刺し
 そして満を持して出て来たのが、こんがり焦げ目が付いてタレの照りも目映い上しろだ。んもーーーー!旨いじゃないですかぁーーーーーっ!!飲み込みたくないくらい旨い(^^; 実は、この上しろはの値段は500円だ。値段に見合うかどうかは別にしても旨い。特にシロ好きであり、しかもラマダン中の狸と半魚人には、旨いシロを食えるということが本日の第一義なのだ(笑)。

上しろ/上しろ(王子狸様撮影)
 こうなると、普通のシロはどんなもんか気になってくるのがモツラーの性。ということで、シロ、つくねをタレで注文した。おぉっ、普通のシロも旨いじゃん。それも然ることながらこのつくね・・・これはイカンでしょう〜!旨すぎ晋作でしょう〜!!肉と叩かれた軟骨の食感がナイスでしょう〜!

シロ/つくね
 そして、最後に牛すじタレ焼きとタンを追加した。この牛すじタレ焼きを食べて顔を見合す狸と半魚人。一度茹でられたであろう牛すじが、甘い醤油ダレで焼きあげられている。これに白髪ネギのせて食いてぇーーーーっ!!!タンも分厚くて肉汁が詰まってるぞぉーーー!

牛すじタレ焼き/タン
 いやはや、なかなか良いお店だった。ただ、ホッピーを見ても分かる通り、飲み物をもう少し美味しく飲めるようにしてほしい。長居する常連の初老達は、ボトルを入れて好きなように飲んでいるから良いだろうが、単品の酎ハイやお湯割りは素人が作ったようなものだった。まぁ、もう一度くらいは来るだろう(笑)。(08.4.25)