Harawata0145

酔ってけ
東京都千代田区内神田3-19-7、03-3253-9494、17:00〜翌5:00(土17:00〜24:00) 、日祝休

 神田はもつ焼きを主としたお店が少ないと、元希のページで書いた。こんなに居酒屋が多い界隈なのに何故だろう。有楽町〜新橋には焼鳥・焼きとんのお店がいくつもあるのに、神田には・・・。と思っていたのだが、よくよく考えてみれば、自分があまり徘徊していないから、知らないだけじゃないのか(^^; ガード下には伊勢屋があるし、淡路町にはしょうちゃんがあるし、ちょっと探りを入れてみればたくさん出てくるんじゃないのか。そんなことを思っていた矢先、札幌から上京する客人T君が神田に宿をとったと連絡が入った。ならば神田でご一献という話になり、行ってみたのが神田駅北口前にある酔ってけというお店であった。

 いかにも神田という雰囲気の雑然とした店内には、カウンターコーナーとテーブル席があり、頑張れば40人位は入れそうな造りになっている。生ビールを注文すると同時に出てきたお通しは、なんと牛すじ煮込みで、これが旨ぁ〜。何故これが一品のメニューになっていないのか不思議なくらいだ。真っ先に注文したガツ刺しは、お店からはニンニク醤油を推奨されたが、塩をもらって胡麻油塩で食べると、これまた旨ぁ〜。
 あっという間にビールがなくなり、ホッピーに切り替える。焼酎の多さにT君は驚いていたが、世の中にはもっと激しい臨界点ホッピーなるものがあるのだぞ(笑)。煮込みはシロと大根が濃い目の味噌で煮込まれていて、名古屋のどてまではくどくないけれど、それに近い味わいだ。厚切りベーコンもジューシーで旨い。T君は北九州出身だけに、焼き物といえば砂肝とナンコツだ。私は当然ホルモン系を担当し、シビレ、とんちゃん、シロを注文する。ここでハタと気が付いた。とんちゃんというメニューがあるということは、やはりここは名古屋文化の影響を受けたお店じゃないか、と。それならば煮込みの味が名古屋っぽいのも頷ける。でも、とんちゃんとシロの違いって何だろう(^^; 確かに違うものなんだけど(^^;;

トリビー/ガツ刺し

ホッピー/煮込み/厚切りベーコン

砂肝・ナンコツ/シビレ/とんちゃん・シロ(塩)
 ホッピーの中を氷抜きで頼んだら、氷が入った時と同じ量の焼酎が注がれて出てきた(^^; だんだん調子があがってきたぞぉ〜。黒板メニューのハツたたきが出来上がってきた。これもニンニク醤油を推奨されたが、胡麻油塩+ニンニクで食べる。旨かぁ〜!こりゃぁ今日一だな。センマイ刺しも酢味噌が付いてないところをほじくりだし、胡麻油塩で食べる。いぃぞぉ〜。そして、最後はつくね、鶏レバー、とんちゃんをタレで食べる。つくねのナンコツ部分がいぃーーーーっ。とんちゃんはタレで食べても、うみゃーでかんわ。

ハツたたき/センマイ刺し/つくね・鶏レバー・とんちゃん(タレ)
 こういうところで、家康が江戸に来た時の名古屋食文化の一端が知れるとは思わなかった。って、それが正しいかどうかは分からないが、新たな見識が生まれたことは収穫だ。やるなぁ、神田!(笑)。(08.5.23)