Harawata0146
串桂総本店
愛知県名古屋市中区金山4-2-19、052-332-3641、17:00〜21:30 、日祝休(土不定休)
名古屋の金山駅というのは、JR、名鉄、地下鉄名城線が繋がるターミナル駅なのだが、何故か出張族には馴染みの薄い感がある。その金山駅のすぐ傍に、「名古屋のみそ串かつの元祖の一つである老舗」があると知ったのは随分前だった。「元祖の一つ」という言葉に疑問は残るが、なにかの機会に行ってみようと思い、ようやくその時が来たのは2008年。駅前から坂を下り、最初の角にそのお店はあった。
店内に入って、久しぶりに「しくじったかな」という気分になる。まぁ、シックスセンスっていうやつだろうか、創業昭和49年の老舗というオーラが感じられないのだ。腹を決めて調査していたメニューを注文し、ビールをちびちびと飲り始める。とん焼きが出てきて、心の中で「えっ」と叫んだ。一人前380円で、3本ついてくるかと思ったら2本だ。名古屋にしてはサラッとしたタレで、いけるっちゃいけるのだが・・・。牛すじ煮込み680円は、お約束の八丁味噌でくどいほど甘辛く煮込まれた、牛すじとコンニャクがかわいく盛られている。一晩煮込んで3日寝かせたと薀蓄が書かれていて、食べるとなるほどなとは思うのだが・・・。京だし巻き玉子780円は、なるほど出汁の良く効いた厚焼き玉子だ。しかし、名古屋といえばJIROMAL泉さんが作った出汁巻き玉子900円のことを思い起こせば・・・。名物味噌串カツは3本380円。これが唯一妥当な値段とはいえ、あの矢場とんと大差ないというのは・・・。今日も今日とて、サラダを食べないと死ぬ女が選んだ大根サラダ880円は、マヨの使われたポテサラがドデンとのり、ゴマドレにもマヨの味がすると、半分は私が食べる羽目に・・・。焼酎お湯割り450円を注文すると、「どの銘柄にしますか」と、450円の倍の値段で並べられた銘柄の短冊を指差される。「450円の焼酎でいいんだけど」と言うと、「それはいいちこになります」と言われる。「では、いいちこをください」と告げた後、どっと疲れる。このあと、肝焼き380円と心臓焼き380円を食べたが、同郷のT部員から「テンション低いですねぇ」と言われる始末。嗚呼、哀愁のホルモンイーター_| ̄|○ (08.5.27)
一皿は無料のきゃべつ/ビールとお通し/とん焼き
牛すじ煮込み/生グレープフルーツサワー/京だし巻き玉子
味噌串カツ/大根サラダ/いいちこお湯割り
肝焼き/心臓焼き