Harawata0150
川崎商店 キシャバ本舗
鹿児島県鹿児島市荒田2-40-12、099-206-7272、18:00〜24:00、無休
鹿児島で飲むといえば、すぐにでてくるキーワードは天文館だろう。天文館から3kmほど離れた騎射場辺りは、鹿児島大学工学部・農学部・教育学部・水産学部が周りにあるため、学生相手のお店が多いのかと思っていたらさにあらず、結構良いお店があるのだそうだ。っていうか、今時の学生はお金を持っているので、学生の行く店イコール安くてボリューム重視のお店という考えが古いのだろう(^^;
とある日、あるイベントが終了したのが21:30で、これから7〜8人で打ち上げようということになった。時間も時間だし、人数も人数だったが、現地担当者が選んでくれたのが、この川崎商店であった。
騎射場の電亭のすぐ裏手にある居酒屋で、豚にこだわっているようなことが薀蓄に書いてある。ならばと、今夜は鹿児島の豚シリーズでいくことにした。トリビーで乾杯すると、やってきたお通しは桃太郎トマトときゅうりで、これが旨い。鹿児島は黒牛、黒豚、地鶏だけではなく、野菜や果物も旨いから素晴らしい。ほとんど塩で食べて、甘味噌はビールとこの後飲むであろう焼酎のアテに取っておくことにする(笑)。枝豆も身がプリプリでいいですねぇ。鹿児島の居酒屋では、冷凍の枝豆が出てくるなんてことはないんだろうなぁ。
トリビー/お通しの桃太郎トマトときゅうり/枝つき枝豆
そうこうしているうちに、豚の料理がどんどん出てきた。軟骨煮、ミミガー、豚足焼き、スペアリブだ。軟骨煮は所謂鹿児島のとんこつで使うショートリブを、一度茹でてから網焼きしたものだ。とんこつのように味噌で煮込んだものではないので、くどくない甘さと網焼きの香ばしさで旨い。ここのミミガーは、揚げた耳を甘酢で合えたもので、味は沖縄で売っているミミガーチップに似ている。これはビールがススム君だ。塩か甘酢を付けて食べる豚足焼きは、外がカリカリ中がねっとり。スペアリブは甘い醤油味のタレで焼かれ、アメリカのバーベキューリブに似た味になっている。このように、鹿児島では甘味の味付けが多く、私好みなのだ(^^;
軟骨煮/ミミガー/豚足焼き
スペアリブ
ビールからお湯割りに代えたところで、お店一押しのメンチカツが揚がってきた。まずは何も付けずにがぶりと喰らいつく。おぉっ、旨いじゃないですかぁ。特製ダレを付けてみると・・・甘い(^^; メンチカツはそのままか塩をちょいとつけて食べる方が良いかもしれない。
焼酎お湯割り/メンチカツ/特製ダレで食べてみる
最後はさつま揚げと、とんちゃん鍋を注文した。とんちゃん鍋というのは、豚のシロとレバーをコチュジャンが入った甘味噌ダレで煮込むもので、キャベツとニラをのせるタイルはもつ鍋に似ている。これもなかなかいいじゃないですか。ただ、やはり甘味が後でじわじわ来るので、途中で箸が止まってしまった人がいたのも事実だ(^^; なので、最後におじやとかラーメンを入れる鍋ではないっちゅうことですな。
とんちゃん鍋/コチュジャンの入った甘辛味噌が旨い
さつま揚げ
いやはや、それにしても久しぶりに日にちが変わるまで飲み食いしてしまったな(^^; (08.6.27)