Harawata0162
福よし
東京都新宿区舟町12、03-3359-7792、17:30〜23:00頃、日祝休
都営新宿線曙橋駅のA1出口から四谷3丁目に向かって細い坂を登ると、右手に煌々と輝く提灯が見える。お店に近づくと提灯より明るい「もつ焼福よし」と書かれた看板が見えてくる。このひっそりと佇むお店が、界隈の人のみぞ知るもつの人気店なのだ。
鉄板焼き店を居抜きで使っているということだが、大将の年季の入った包丁さばきは職人技だ。1品380円でもつ刺は、どの皿にもニンニクと芥子とネギが添えられ、ガツとテッポーには特製の醤油ダレ、レバーにはごま油がかけられている。いゃぁ〜どれも旨い!特にほとんどテッポー部分のシロ刺しがいぃーーーーーーーーーですねぇ。タンは最近自分でも作るので印象は薄いが(笑)、ハツ刺しはコリコリ感が残る驚くほどの逸品だ。また、カシラ刺しは脂身がきつそうに見えるが、食べてみると全く問題なく、まるで馬のタテガミのように甘みが口に広がってするっと溶けてしまう。正にこれが脂の旨みなんでしょうねぇ。
ガツ刺し/シロ刺し/レバ刺し
タン刺し/絶品ハツ刺し/カシラ刺し
豊富なメニューに目移りするが、中でも特にそそられた子袋バター炒めを注文した。これっ!デラウマ!!うっすらと胡椒とバターの風味が付いた子袋はコリコリで、モヤシはさっと火が通ったくらいのじゃくじゃく。これも欠かせないメニューですなぁ。お次は、煮込みである。赤味噌ベースで煮込まれているのは、シロ、こんにゃく、ジャガイモだ。味は名古屋よりくどくなく、見た目よりあっさりしている。入っているシロもかなり良い。
子袋バター炒め/煮込み/煮込みに入っているシロ
そして、焼き物である。カシラは刺身と同様脂の部分で、これも見かけよりあっさりしているので、塩でも美味しく食べられる。シロもタレでも塩でも旨い。冒頭にも書いたが、ここは鉄板焼き店の居抜きなので、焼き台は奥の厨房にある。だから、焼き物と炒めものを注文すると、大将はいなくなってしまうので、こちらは気を使って刺身中心に食べてしまう(^^; ヘルプの奥さんはフロアを仕切るのみなので、満席になると大将は八面六臂の活躍である。そんな中、恐る恐る焼き物を追加しても、いいですよぉ〜受けてくれる大将。こういうお店に間違いはない。(08.12.17)
カシラ・シロ・ナンコツ(塩)/ナンコツ・タン(塩)
シロ・レバー(タレ)/シロ・ハツ・レバー(タレ)/ホルモン炒め