Harawata0168
木炭屋
長崎県佐世保市山県町4-8、0956-23-8114 、18:00〜23:00、日祝休
佐世保市の繁華街山県町は昭和の世界である。郷愁と野暮ったさと胡散臭さと・・・色々なものが混じり合った街なのだ。昼間は閑散とした路地も、18:00を過ぎた頃には灯りと人通りが増してきて、21:00頃になればどの店の窓からも人の声が聞こえてくる。松浦鉄道の線路沿いともなると、お店もまばらになってはくるが、そんな場所でも口コミによって賑わっているお店があるという。それが木炭屋である。
同行者とまずはトリビーで乾杯すると、出てきたお通しは手羽先唐揚だ。こういうお通しも珍しいですねぇ。甘辛いタレは、名古屋のようにくどくはなく、ビールの良いお供になる。最初に出て来たのは牛スジ煮込み。牛スジとこんにゃくが甘辛く味付けられ、万能ネギがドワッとかけられた私好みのビジュアルで、一味をかけて食べるとこれまたビールが進君だ。
お通しの手羽先唐揚/牛スジ煮込み
続いて砂ずりとレバーの刺身の登場だ。えっ!これで450円ですか?というゴージャスな盛り付けで、甘酸っぱい醤油とごま油に付けて食べるとデラウマ!これはお値打ちですなぁ。こういう刺身が食べられる店は、首都圏ではなかなかお目にかかれないですからね。
砂ずり刺し/レバー刺し
じゃこおろしで口をリセットしながら、焼き物に移行する。まずは豚足焼きだ。九州で食べる豚足焼きは相変わらずくにゅくにゅで旨い。飲み物を黒霧島のお湯割りに変え、鶏テール焼き(ぼんじり)と丸腸を食べる。丸腸を串で食べるのは初めてだが、これがむちゃくちゃ旨〜い!くにゅっとした食感の後に、甘辛いタレとともに丸腸の脂がじゅわっと口に広がり、もうタマランチ元会長なのだ。まるで鳥佳のシロ。これを食べただけでも、このお店に入った甲斐があるというものだ。
じゃこおろし/豚足焼き/黒霧島お湯割り
鶏テール焼き/丸腸/付け合わせキャベツ
焼き物の付け合わせであろう山盛りのキャベツが現れ、これを食べながら出来上がってきたつまみを食べ進む。私と一緒に仕事をするようになって、7kg肥ったという同行者は、鰤カマを頼んだと思ったら砂ずり唐揚やアスパラ唐揚も頼むという、後半戦とは思えない暴挙に及ぶ。だから太るんだよ!アスパラ唐揚は旨かったが、やはり砂ずり唐揚は食べきれずにお土産にしてもらったという事実(^^; ここも佐世保に来る間は何回かリピートするお店になりそうだ。(09.7.6)
レバー/ひざ軟骨/カマ焼き
ビール/砂ずり唐揚/アスパラ唐揚