Harawata0174
東大
沖縄県那覇市安里388-8、098-884-6130、19:00(通常21:40(爆))〜翌4:00、日祝休(旧盆)
ゆいレールの安里駅を降りると、栄町商店街というディープなエリアがある。120〜130m四方に色々なお店が100店以上ひしめき合い、初めて立ち入った時は、どうやって外に出るのか分からなくなり、ラビリンスをぐるぐる徘徊したことを覚えている。その栄町商店街からちょっと歩いたところにおでんの東大があるのだ。なにしろ長年の宿題店であった。19:00開店という情報で行ってみても、いつもお店が開いている気配はなく、とぼとぼ国際通りに戻るのが常だった。ある日、最終便で沖縄に入ことになり、23:00過ぎにお店に向かったのだが、んっ!看板に灯りが点いていない(^^; しか〜し、ドアから灯りがこぼれているので、グイッと引っ張ったらちゃんと営業していたという事実(^^; 嗚呼、こうしてようやく入ることができたのであった。
カウンターは満席、奥の座敷も満席で、手前のボックス席がちょうど空いたところで、なんとかそこに滑り込むことができた。オリオン生、通称オリ生で乾杯し、ミミガーとマメの刺身、おでん盛り合わせにナカミ、心臓、牛すじ、手羽を付けてもらい、それに念願の焼てびちを注文する。「焼てびちは1時間かかります」と言われたが、「待ちます」と言って注文を通してもらう。なんたって、これを食べに来たんですからね(^^;
すぐに出てきたのはミミガーとマメの刺身だ。ボイルされたミミガーとマメに酢醤油が合わせられ、島唐辛子が人数分添えられている。酢醤油が合いますねぇ〜。ミミガーのコリコリが心地よく耳に響く(笑)。
15分ほどしておでんの登場だ。でかぁぁーーーーーー!ソーセージとてびちが入っているのが沖縄おでんの定番だ。盛り合わせの内容は、大根、昆布、竹輪、ソーセージ、こんにゃく、厚揚げ、てびち、レタス。それぞれ良い味を出しているが、レタスの芯に近いところもお汁に煮込まれて旨いぞぉ〜。こういう食べ方は見習うところだな。ここで飲み物を時雨(泡盛)の水割りに替えた。
手前はカウンター/奥は座敷/オリオン生
ミミガーとマメの刺身/おでん盛り合わせ+ナカミ・心臓・牛すじ・手羽/時雨
おでんをつついてしみじみ飲んでいると、焼てびちが出来上がってきた。注文してから30分。「1時間かかりますよ」というのは、どうやら定番の受け答えらしい(^^; このてーげーさは、好転することと暗転することがあるが、今回は大きな好転だ。おおおぉっっっっーーーーーーー!このビジュアルはなんだぁぁぁぁぁーーーーーーー!一度煮込んで味付けられたてびちを、フライパンでじっくりと焼いたもので、九州各地で食べる焼とんそくとは外のカリカリ感が段違い平行棒、しかも月面宙返り付きだ。てびちに味が付いてるだけに、カリカリ部分の香ばしさもひとしおである。そして中はコラーーーーーーーゲンのぷにゅぷにゅ。蟹を食べる時のように、3人の会話はしばし途絶え、おおっ!うむ!といった唸りしか聞こえなくなってしまった(爆)。とにもかくにも念願がかない、しかも想像以上の旨さだったので大感激であった。帰りにねーねーに「19:00や20:00に何回か覗きに来たけど、いつも開いてなかった」と言ったら、赤い顔して「大体21:40位に開けてます」と答えが返ってきた。このてーげーさに何度やられたことやら(^^; ともあれ、くわっちーさびたー!(ごちそうさまでした)。(09.12.16)
焼てびち/中はぷにゅぷにゅ