Harawata0182

甚兵衛
熊本県熊本市花畑町13-17、096-352-9317、17:00〜23:00、月休

 熊本の繁華街下通り界隈を歩くと、必ず甚兵衛ビルを目にすることになる。2階には串焼き甚兵衛というお店が入っており、そんな繁華街のど真ん中にあるビルに、串焼き店があることがずっと不思議だった。熊本で串焼きというのも珍しいし、ビルのオーナーのお店なのだろうが、あまりにビルと串焼きというイメージが合わないので、なかなか入る気持ちにならなかったのだ。そのうちお店の新規開拓もしなきゃイカンなと思った頃、ようやく階段を昇る気になったのだった(笑)

 まずはホルモン煮込みとホルモン刺しの盛り合わせ、そして9種類の焼きものの中から4種類を選んで注文した。
 ビールと一緒に出てきたお通しは醤油味で煮込まれたフワだ。珍しいですねぇ。ちょっちゅ塩っぱめなのは、日持ちさせるためだろう。もうひとつのお通しは定番のキャベツ。添えられた味噌はニンニクたっぷりで、胃液の分泌をぐいぐい促進させそうだ(笑)。で、最初にでてきたのはホルモン煮込み。勿論、馬のシロをメインとした味噌煮込みで、熊本の居酒屋さんの定番商品だ。ホントに熊本は、どこのお店で食べても、馬ホルモンの煮込みは旨いですねぇ〜。煮込みの味噌をキャベツにつけて食べてもいけるわ。続いてホルモン刺しの盛り合わせがでてきた。馬刺し、たてがみ、センマイ、ミノの4点盛だ。センマイは外皮を剥いたタイプで、食べてみないとセンマイとは気がつかなかった(^^; ミノは湯引きで、コリッとした食感が楽しめる。馬刺し用の甘い醤油に生姜を添えて食べると、あぁ熊本にきたなぁという気分になりますなぁ。

ビールとお通しフワ/お通しキャベツ

ホルモン煮込み/ホルモン刺し盛り合わせ
 そして、第一弾のモツ焼きが出来上がってきた。まめ、きも、ちごら、こころの4種類だ。店員さんから「まめは癖があるけどよろしいですか?」と聞かれたが、なるほど腎臓という器官だけに若干尿臭が残っている。でも、ノープロブレムでしょう〜。尿が怖くて子供が育てられるか!<関係なし。ちごらというのは牛のおっぱいだそうで、しびれにも似た食感がなかなか面白い。
 ここでワンクッション置くため辛子レンコンを注文し、飲み物も黒霧島のお湯割りに替える。ここのお店は辛子レンコンの辛子にもニンニクを入れてるんだろうか?何だか、食べるもの全てにニンニクの香りがしてきたぞ(^^; それで、最後のモツ焼き第二弾は、みの、つらみ、たん、かしらの4種類だ。全種類を通して串ものは可もなく不可もなくという感じで、あまりグッとくるものがない。ネタも小さい。それにシロがない_| ̄|○ やはり、熊本ではモツ焼き文化は成熟していないのだろうか。ちょっと物足りなさが残った一軒目であった。(10.2.3)

まめ・きも・ちごら・こころ/辛子レンコン


黒霧島お湯割り/みの・つらみ・たん・かしら