Harawata0187
米久
福岡県福岡市博多区銀天町2-1-14、092-581-4755、17:00〜23:00、日祝休
中学校の理科でクマは雑食と教わった。そんなことはすっかり忘れていたが、出張をするのに西鉄の路線図を見ていたら、「雑食の熊」という名前の駅を見つけて驚いた。で、よくよく見ると雑餉隈(ざっしょのくま)だったという事実(^^; その場所には武田鉄矢の実家、武田たばこ店がある街だということを知り、いつか行ってみようかと思っていた矢先、なかなか良さそうなもつ屋さんがあると聞いたので、無理やり機会を作って出向くことになった。まずは武田たばこ店を見に行く。おおっ、まだ営業してるじゃん。お姉さんが継いでるのだろうか・・・。高校時代、ラジオで「青春流れ者」を聞いたのが海援隊を初めて知ったきっかけだから、もう40年近く経つのだなぁ(遠くを見る目)
ぶらりと駅の北側を歩いてから、南側の商店街に向かう。微妙な寂れ方が何とも言えない。そして、今回のターゲットである米久というモツ屋さんに入ったのだった。
中に入ってアレっと思ったのだが、想像していたより店主が若い。話をしていると、どうやら初代の店主は病気療養のため休んでおり、息子さんが3か月前からバトンタッチしたのだそうだ。まずは生ビールをいただき、レバ刺しを頼もうとしたら、「ごめんなさい、今日は仕入れ先が休みなので、生はないんですよ」と言われてしまった。う〜むぅ、こればっかりはいたしかたありませんなぁ(しくしく)。仕方がないので、ホルモン焼きと豚足釜上げを注文した。
お客さんはまだ私だけなので、2代目と色々話ができておもしろい。ここのホルモンは、何と豚のガツなのだそうだ。鉄板でガツを炒める技は、バトンタッチして3か月とは思えない手さばきで、見ていて楽しくなる。出来上がったホルモン焼きは、辛子味噌を付けて食べるよう言われ、その通りにして食べるとコリコリ感とクニュクニュ感が混じったようで、なかなか旨いじゃないですかぁ。普段食べているガツ炒めとはまたちょっと違う味わいだ。豚足の釜上げは、「まだちょっと硬いところが残ってるかも」と言われたとおり、茹でが浅い感じだったが、「醤油とお酢を入れただけ」の味付けがとてもよく合っていていぃーーーーですねぇ。これは家でもやってみることにしよう。ビールを瓶に切り替え、今度はじっくり飲みながら豚足釜上げを食べる。う〜ん、至福だ(^o^)
生ビール/ホルモン焼きの作業中/ホルモン焼き
ビール/豚足釜上げ
メニューを見ていて牛タン焼が500円というのに驚き、「牛タン焼はできますか」と聞くと、「ありますよ」と言う。食べるでしょう〜。奥の厨房で切り分けた牛タンを持ってきた2代目が、鉄板に乗せた塊は何と3枚。出来上がってきた皿を見て、「これサービスですか?」と思わず聞いてしまったほど、500円の品とは思えないゴージャスさだ。屋台の半額ですからねぇ。でも、2代目の口から出た言葉は、「ごめんね、今日はタン先しか残ってなくて、いつものより硬いかもしれない」とのこと。今日は硬めの日ということか(^^; 食べてみるとそんな心配は御無用で、霧島の水割りがくいくい進んでしまう。いゃぁ、今度は火曜日にこなくちゃいけないな。生ものを食べに(^^; 2代目、どうもごちそうさまでした。(10.8.23)
牛タン焼/霧島の水割り