Harawata0200
万亀
愛知県名古屋市中区栄3-10-15、052-263-9735、17:00〜、日休
名古屋の繁華街栄にある東急ホテルから南に進むと、住吉小路という非常に怪しげで、オジサンの心をわくわくさせる路地に出くわす。勇気を出してそこに入ると、左手に紺色の暖簾が下がった格子戸が現れる。これが名古屋では超有名な焼鳥店万亀だ。
引き戸を引いてお店に入ると、先客2組が奥に陣取っていたので、入り口前のカウンターに座って瓶ビールを頼んだ。品書きがどこにもないので、「適当に7本焼いて下さい」と注文を入れる。お通しのキャベツをつまんでビールを飲んでいると、親方らしき方が冷蔵庫から串を出して焼き始めた。まずは皮とレバーがタレで出てきた。名古屋だけに濃くて甘いタレかと思いきや、以外にさらっとしたタレで、素材の味がぐっと引き立っている。次は砂肝、ちょうちん、つくねと続く。全体的に小振りな串だけど、焼きが絶妙でそれぞれの味が楽しめる。先客達はしゃべるのに夢中で、なかなか串に手をつけないが、こういうお店に来て、一番美味しいタイミングをわざわざ逃すのは勿体ないのにね。私がぐいぐい食べるので、親方はどんどん焼いて出してくれる。鴨ネギとトマトで「これで7本です」と声が掛った。鴨ネギを食べるのは随分久しぶりだ。肉汁とネギが良く合うわ〜。
ビール/お通しキャベツ/皮・レバー
砂肝/ちょうちん/つくね
鴨ネギ/トマト
「あと3本お願いします」と告げ、飲み物を酢橘サワーに替えた。ドライな酎ハイに酢橘の柑橘が旨い。親方が冷蔵庫から出してきたのは、ハツ、手羽、そして生きている車エビだ(驚)。ハツの肉汁も半端なくて旨い!手羽もカリカリふんわりで、危うく骨まで食べそうになる(^^; そして車エビは「気をつけて頭から食べて下さい」と言われ、そのように食べると・・・まずい訳がない(^^;
酢橘サワー/ハツ/手羽
車エビ
親方が休憩で外に出たので、お弟子さんになんこつと椎茸をお願いし、鶏そばを〆に出してもらえるよう頼んだ。親方が戻ると、お弟子さんが出していた椎茸となんこつをすぐに焼いて食べさせてくれた。そして、最後の鶏そばだが・・・・これはイカンでしょう〜。スープが旨いのは当然だろうが、シャキッとした細麺がデラウマだ。鶏そばだけ食べに来たら殴られるだろうか(爆)。それくらい旨い。お勘定すると、串もの12本にビール、酢橘サワー、鶏そばで4500円強。これを高いと思うかリーズナブルと思うかは、ひとそれぞれだろうが、私は満足だった。どうもごちそうさまでした。(11.10.13)
椎茸/玉なんこつ/鶏そば